JGSS-2015
面接票
JGSS-2015の面接調査票は、対象者の属性に関する設問が中心である(17頁109問206変数)。JGSS-2012の面接調査票と基本的に同様であるが、JGSS-2015では、「結婚(再婚)の意欲」、「希望する結婚(再婚)年齢」、「20歳の頃の居住地」、「専門学校・専修学校に通った時期」を確認する設問を追加した。さらに、「高校の学科」、「出身高校の進学率」、「大学(大学院)の専攻分野」を尋ねる設問をJGSS-2002から復活させた。EASS 2014/2015の「東アジアにおける仕事と生活」(Work Life Module)に関連して、「通勤時間」、「正規の社員・職員として働いてきた会社・組織の数」を尋ねている。またEASSの他の3チームがいずれもISSP 2015 Work Orientationを組込んでいることから、ISSP 2015のうち、「これまでの仕事で身につけた経験や技能の効用」を尋ねている。EASSに関連するJGSS独自設問として、「これまでに受けた学校教育の効用」を尋ねている。
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対象者の属性:学歴、高校の学科、出身高校の進学率、大学(大学院)の専攻分野、専門学校・専修学校への通学経験・通学時期、現在の収入源、年収(主な仕事、全体)、世帯収入、婚姻上の地位、世帯構成、兄弟姉妹の数、15歳の頃の居住地、20歳の頃の居住地、自分の位置する階層 |
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現職:雇用関係、雇用形態、役職、職種、事業所形態、企業規模、就労時間/週、所定労働時間/週、副業就労時間/週、就労日数/週、通勤時間、就労年数、現在の仕事への満足度、就業継続意向、失業・再雇用の可能性、労働組合加入の有無、現在仕事を探しているかどうか |
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現在就労していない対象者:不就労の理由、過去の就労経験、現在仕事を探しているかどうか |
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- 初職:就労時期、雇用関係、雇用形態、役職、職種、企業規模
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前職(最終職):雇用関係、雇用形態、役職、職種、企業規模、離職年齢、離職理由 |
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- 結婚経験:離婚経験、死別経験、結婚(再婚)する意欲、希望する結婚(再婚)年齢
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家族:同居世帯員(人数、続柄、性別、年齢)、一時的な別居家族(人数、続柄、別居理由)、世帯主 |
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配偶者:年齢、同別居、現在の雇用関係、雇用形態、役職、職種、企業規模、就労時間/週、所定労働時間/週、副業就労時間/週、就労日数/週、就労年数、学歴、専門学校・専修学校への通学経験、年収(主な仕事、全体)、兄弟姉妹の数 |
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両親:年齢、同別居、学歴、婚姻状態、就労の有無、対象者が15歳の頃の職業 |
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子ども:人数、性別、年齢、同別居、婚姻状態、就労の有無 |
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調査員に対して:対象者の調査への協力度、質問への理解度、調査の実施に際して気づいた点、居住地域の特徴、居住形態(一戸建て/集合住宅)、オートロックの有無(集合住宅の場合)、面接票と留置票の実施順序、面接調査開始・終了時刻、所要時間 |
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- EASS モジュール「東アジアにおける仕事と生活」(Work Life in East Asia)の一部
- ● 転職・終身雇用:正規の社員・職員として働いてきた会社・組織の数
- ●経営家族主義・資産・相続:持ち家
- ●就業状況:通勤時間(片道)
●世帯構成:末子年齢 |
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ISSP 2015 Work Orientationモジュールの一部:これまでの仕事で身につけた経験や技能の効用、最後の仕事を辞めた年齢、就業希望(現在無就業)、主な収入源 |
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- EASS モジュール関連JGSS独自項目: これまでに受けた学校教育の効用
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留置調査票
留置調査票は、調査対象者の意識や行動に関する設問が中心であり、JGSSの基本形を踏襲している(15頁183問234変数)。「2.2 EASS プロジェクトの開始」で述べたように、JGSS-2015では、予算の制約から、サンプル規模はJGSS-2006~JGSS-2012までの約半分であり、留置調査票を2種類作成することは出来なかった。そのため、JGSSの継続設問、EASS 2014/2015「Work Life」モジュール、ISSP 2015 「Work Orientations」モジュールの一部、EASSモジュールに関連するJGSS独自設問(「ワークライフバランスと女性の就業」が中心)、時事設問を、すべてひとつの調査票に組み込む必要があった。結果として、EASSモジュールは、すべてではなく、ごく一部を組み込むことに留まった。JGSS-2015にはさらに、JGSS-2012に続いて東日本大震災関連設問を加え、時事設問群として、外国人の増加と受け入れに関する設問、先祖の墓の承継に関する設問、地域の抱える問題の深刻さを加えている。「家計管理」はJGSS-2001から復活、「配偶者の健康状態」はJGSS-2002から復活(JGSS-2006留置B票にはEASSスケールが組み込まれている)、「配偶者の家事」はJGSS-2006から復活、「言葉の暴力の加害者」JGSS-2008から復活、「家族介護」「自分の墓」「夫婦別姓意識」はJGSS-2010から復活した。
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- 生活習慣:飲酒、喫煙、テレビの視聴時間、新聞の購読、ニュース記事をインターネットで読む頻度、読書量、家族一緒の夕食頻度、友人との会食頻度、定期的に行なうスポーツの頻度、炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出しなどの家事に従事する頻度、移動手段
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- 団体への所属:政治団体、業界団体、ボランティアグループ、市民団体、宗教団体、スポーツ・クラブ、趣味の会、消費者組合などへの所属の有無
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- 余暇活動:テレビの視聴時間、新聞の購読、読書量、友人との会食頻度、定期的に行なうスポーツの頻度、余暇の過ごし方への満足感、公営ギャンブルの頻度、パチンコ・パチスロの頻度、ギャンブル依存(ウソをつく、回数を増やしたり大金を賭ける)
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- 情報機器の利用:ニュース記事をインターネットで読む頻度
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環境問題:環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)、節電行動(電気はこまめに消す、消費電力を減らす工夫)、環境汚染(大気汚染、水質汚染、土壌汚染)、放射性物質による食品汚染への不安 |
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- 人間観・信頼観:人間の本性、他人への信頼観、学者・地方議員・国会議員などの職業集団に対する信頼観、新聞・テレビに対する信頼観、学校・病院・中央官庁・裁判所・警察・自衛隊・大企業・金融機関・労働組合・宗教団体などの機関や団体に対する信頼観
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- 死生観・信仰・宗教活動:信仰している宗教、家の宗教、宗教の団体や会への所属の有無、信仰の度合い、宗教団体への信頼観、自分の墓、実家の先祖の墓(承継の有無と今後)
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- 家族・ジェンダー:性別役割分業観、結婚・離婚観、三世代同居観、家庭生活に対する満足感、配偶者との関係に対する満足感、理想の子ども数、希望する子どもの性別、家族一緒の夕食の頻度、家事頻度(炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出し)、配偶者による家事頻度(炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出し)、夫婦間の家計管理、夫婦別姓、自分の墓、実家の先祖の墓(承継の有無と今後)、職場での男女の均等待遇(就職、給与、昇進、雇用の安定)、老後の不安感(年金生活、家族・親族による介護、介護サービスの利用)、介護を必要とする家族の存在・担当者であるかどうか
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社会階層:階層帰属意識、世帯収入についての主観的水準、家計への満足感、将来の経済的不安、所得格差の拡大、所得格差の是正、適切な消費税率、公的年金の給付と負担のバランス、15歳の頃の家族の生活水準、中学3年の頃の成績、金融資産総額(本人と配偶者)、親・親族からの金銭的援助や贈与された土地の総額(本人と配偶者) |
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- 政治や政府に対する意識と評価:支持政党、所得格差の拡大、所得格差の是正、適切な消費税率、公的年金の給付と負担のバランス、原子力政策への意見、夫婦別姓、カジノの合法化、外国人労働者の受け入れ(工場、建設、農林漁業、介護・看護、高度専門職)
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- 法律関係:夫婦別姓、カジノの合法化、外国人労働者の受け入れ(工場、建設、農林漁業、介護・看護、高度専門職)
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- 健康・医療関係:健康状態、喫煙、禁煙努力、飲酒、健康状態への満足感、メンタルヘルス、hopelessness、言葉による暴力の被害と加害者、配偶者の健康状態
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居住環境・地域環境:地域での居住年数、将来にわたる居住希望、居住地域への満足感、居住地域の存続についての不安、近隣関係(互いに気にかけている、困っていたら手助けしてくれる)、大規模災害発生の可能性(地震、津波、水害、豪雪、噴火、土砂、原子力発電所の事故)、大規模災害発生に対する不安、自然災害に対する地域の対応力、地域問題の深刻さ(高齢化、買い物の不便さ、空き家の増加、犯罪の増加、人口の流出、公共交通機関の不便さ、耕作放棄地の増加、鳥や獣による被害、山林の維持管理)、地域に外国人が増えることへの賛否、外国人増加が地域にもたらす影響(経済の活性化、雇用環境の悪化、地域文化が豊かに、治安・風紀の乱れ) |
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幸福感・満足感:幸福感、居住地域への満足感、余暇の過ごし方への満足感、家庭生活への満足感、家計への満足度、友人関係への満足度、健康状態への満足感、配偶者との関係への満足感、将来の経済的不安、hopelessness |
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- 外国人の増加と受入れ:地域に外国人が増えることへの賛否、外国人の同僚の有無、外国人増加が地域にもたらす影響(地域経済、雇用環境、地域文化、治安・風紀)、外国人の受け入れ(工場労働者、建設作業者、農林漁業従事者、介護・看護サービス従事者、高度専門職従事者)、
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- 東日本大震災関連設問:環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)、節電行動(電気はこまめに消す、消費電力を減らす工夫)、環境汚染(大気汚染、水質汚染、土壌汚染)、今後の原子力政策、大規模災害発生の可能性(地震、津波、水害、豪雪、噴火、土砂、原子力発電所の事故)、大規模災害発生に対する不安、放射性物質による食品汚染の不安感、自然災害発生時の地域の対応力
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- EASS 2014/2015 モジュール「東アジアにおけるワークライフ」(Work Life in East Asia)
- ● 勤務先の雇用慣行:人事上の決定への従業員の意見の反映、給与は成果より年功序列に基づく、
- ●不平等・階層移動・女性労働:所得格差の拡大、15歳の頃の家族の生活水準、世帯収入についての主観的水準、職場での男女の均等待遇(就職、給与、昇進、雇用の安定)、
- ●起業志向:チャンスがあれば起業する
- ●家族主義・資産・相続:金融資産総額(本人と配偶者)、親・親族からの金銭的援助や土地の贈与の有無(本人と配偶者)
- ●健康状態:メンタルヘルス
- ●職務内容との適合:受けた学校教育と職務内容の適合、仕事上の能力と職務内容の適合
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- ISSP 2015 Work Orientationsモジュール関連:
- ●雇用環境についての認識:雇用は安定、高収入、努力次第で昇進できる、社会にとって有益な仕事、会社や組織で働いていることに誇りを感じる
- ●職場状況:職場での暴言被害(過去5年間)
- ●労働組合:強い労働組合の必要性
- ●仕事と家庭生活:仕事が家庭の妨げるなること、家庭生活が仕事の妨げになること
- ●技能向上の訓練受講:職場または職場以外での技能向上の教育・訓練・研修(過去1年)
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- EASS モジュール関連JGSS独自設問:「ワークライフバランスと女性の就業」を中心として
- ●勤務先の雇用慣行:重要な決定への経営者の家族や親族の影響、家族への配慮の考慮、女性が管理者として働きやすい、人手不足で多忙、1週間の連続休暇の取りやすさ(育児や介護など家族の世話のため、旅行など自分の趣味のため、体調が悪い時)
- ●雇用環境についての認識:勤務時間の柔軟さ、仕事の量のコントロール、やりがいを感じる、仕事と家庭生活の両立、能力の活用、自分と同僚の仕事の分担、退職希望年齢
- ●不平等・階層移動・女性労働:正社員に占める女性の割合、非正規社員の割合
- ●家族主義・資産・相続:親・親族からの金銭的援助や贈与された土地の総額(本人と配偶者)、
- ●家計管理:夫婦間の家計管理
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JGSS-2012
面接票
JGSS-2012の面接調査票は、対象者の属性に関する設問が中心である(16頁97問159変数)。JGSS-2010の面接調査票と基本的に同様であるが、JGSS-2012では、回答者の現職と初職、配偶者の現職、回答者が15歳時の頃の父の職業について、被雇用者であるかどうかを確認する設問を追加した。これは、EASSの統合データにおける就労形態の分類に用いるためである。現在、就業していない回答者には、JGSS-2002以来10年ぶりに、最後に就いていた仕事について尋ねている。さらに、離職理由を尋ねる設問をJGSS-2005から復活させた。また、結婚や出産による離職経験を尋ねる設問も新たに加えた。通勤については、通勤手段を尋ねる設問をJGSS-2005から復活させた。回答者や配偶者が社会に出た年次を特定するために、卒業した年齢(または中退した年齢)を尋ねる設問を加えた。さらに、結婚経験について、結婚回数やその当時の年齢、初婚年齢を尋ねる設問をJGSS-2006から復活させ、離婚回数や配偶者との死別回数を尋ねる設問をJGSS-2002から復活させている。
面接調査票には、以下のような項目がある。
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対象者の属性:対象者の学歴、専門学校・専修学校への通学経験、現在の収入源、年収(主な仕事、全体)、世帯収入、婚姻上の地位、世帯構成、兄弟姉妹の数、15歳の頃の居住地、自分の位置する階層、など |
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現職:雇用関係、雇用形態、役職、職種、事業所形態、企業規模、就労時間/週、通常労働時間数/週、副業就労時間/週、就労日数/週、通勤時間、通勤手段、就労年数、現在の仕事への満足感、就業継続意向、失業・再雇用の可能性、労働組合加入の有無、現在仕事を探しているかどうか、など |
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初職:就労時期、雇用関係、雇用形態、役職、職種、企業規模 |
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前職(最終職):雇用関係、雇用形態、役職、職種、企業規模、離職年齢、離職理由、結婚・出産による離職経験など |
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現在就労していない対象者:不就労の理由、過去の就労経験 |
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結婚経験:離婚経験、死別経験など |
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家族:同居世帯員(人数、続柄、性別、年齢)、一時的な別居家族(人数、続柄、別居理由)、世帯主、など |
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配偶者:年齢、同別居、現在の就労形態、役職、職種、企業規模、就労時間/週、通常労働時間数/週、副業就労時間/週、就労日数/週、学歴、専門学校・専修学校への通学経験、年収(主な仕事、全体)、両親の婚姻状況/就労の有無、兄弟姉妹の数 |
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子ども:人数、性別、年齢、同別居、婚姻状況、就労状況 |
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両親:年齢、同別居、学歴、婚姻状態、就労の有無、対象者が15歳の頃の職業 |
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調査員に対して:対象者の調査への協力度、質問への理解度、対象者の住んでいる地域の特徴、調査の実施に際して気づいた点、一戸建て/集合住宅、オートロックの有無(集合住宅の場合) |
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留置調査票A票
留置調査票A票は、調査対象者の意識や行動に関する設問が中心であり、JGSSの基本形を踏襲している(15頁、175問、250変数)。JGSSの中心となる継続設問に、公募で採択された研究課題の設問を加えた。JGSS-2012に採択された研究課題は、「社会的承認」、「学齢期の習い事・地域活動/教養・実務講座の受講経験」、「大規模自然災害の発生可能性と不安感」、「自然災害に対する地域の対応力」、「友人ネットワーク」、「相談相手」、「異世代との会話機会」、「社会への貢献」である。このうち、「自然災害に対する地域の対応力」は、EASS 2012「Network Social Capital」モジュールにも採用され、留置A票とともにB票にも組み込んでいる。また、「学齢期の社会活動の経験・生涯学習」に関連して、JGSS-2001から「教養・実務講座」を復活させた。JGSS-2012では、2011年3月に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故が人々の意識と行動に与えた影響を把握するために、JGSSが過去に尋ねてきた関連設問を継続または復活して組み込むと同時に、新たな設問を組み込んだ。被災地との距離や地域の事情により意識や行動が異なる事柄が少なくないので、スペースの許す範囲で、留置A票とB票の両方に組み込んだ。継続・復活設問としては、「エコ・エネルギーの利用」、「節電行動」、「ボランティア活動」、「環境汚染」、「寄付・募金」、「消費税率」、「メンタルヘルス」、「hopelessness」である。「環境汚染」は、EASS 2010健康モジュールの設問の項目に「土壌汚染」を加え、「節電」は、JGSSで時々尋ねていた「電気はこまめに消す」に、「消費電力を減らす工夫をする」を加えた。新規設問としては、「生活水準と電力」、「原子力政策」、「大規模災害発生可能性・不安感」、「放射性物質による食品汚染への不安」、「震災の仕事・職場への影響」、「震災関連寄付・支援活動」、「震災後の会話の機会」、「震災復興のための増税への賛否」である。A票ではさらに、「震災に対する政府の対応への評価」、「時代をあらわす色・好きな色」、「自助志向」、「TPPへの参加への賛否」を尋ねている。また、「女性・長子天皇への賛否」をJGSS-2006から、「カジノ合法化への賛否」をJGSS-2008から復活させた。
それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
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生活習慣:飲酒、喫煙、テレビの視聴時間、新聞の購読、読書量、家族一緒の夕食頻度、友人との会食頻度、定期的に行なうスポーツの頻度、炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出しなどの家事に従事する頻度、など |
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団体への所属:政治団体、業界団体、ボランティアグループ、市民団体、宗教団体、スポーツ・クラブ、趣味の会、消費者組合などへの所属の有無、など |
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ネットワーク:友人との会食、友人ネットワーク(規模・属性)、近隣関係、自助志向、異世代との会話の機会、相談相手、震災後の会話機会の変化、など |
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余暇活動:スポーツ、友人との会食、読書、テレビの視聴時間、余暇の過ごし方に対する満足感、定期的に行なうスポーツの頻度、1泊以上の旅行頻度、教養・実務講座の受講経験など |
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情報機器の利用:パソコン(職場・自宅)、携帯電話/PHS、インターネットによる情報検索、ショッピング、バンキング、HPの作成(ブログを含む)、インターネットゲーム、など |
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環境問題:環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)、節電行動(電気はこまめに消す、消費電力を減らす工夫)、生活水準と電力消費についての意見、環境汚染(大気汚染、水質汚染、土壌汚染)、放射性物質による食品汚染への不安、など |
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人間観・信頼観:人間の本性、他人への信頼観、学者・地方議員・国会議員などの職業集団に対する信頼観、新聞・テレビなどのマスメディアに対する信頼観、学校・病院・中央官庁・裁判所・警察・自衛隊・大企業・金融機関・労働組合・宗教団体などの機関や団体に対する信頼観、自助志向、社会への貢献、社会的承認、など |
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死生観・信仰・宗教活動:信仰している宗教、家の宗教、宗教の団体や会への所属の有無、信仰の程度、宗教団体への信頼観、など |
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家族・ジェンダー:性別役割分業観、結婚・離婚観、三世代同居観、家庭生活に対する満足感、理想の子ども数、希望する子どもの性別、家族一緒の夕食の頻度、家事頻度、10~12歳頃の習い事・地域活動(学習塾、習い事、地域活動)、女性・長子天皇への賛否など |
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社会階層:階層帰属意識、世帯収入についての主観的水準、この2~3年に生じた経済状態の変化、家計への満足感、将来の経済的不安、生活水準を向上させる機会への期待、対象者が15歳の頃の家族の生活水準、中学3年の頃の成績、など |
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政治や政府に対する意識と評価:支持政党、政権担当能力のある政党、望ましい政権、政治的態度、高齢者問題(生活保障、医療・介護)や子どもの教育や保育・育児における政府の役割、所得税の負担感、所得格差の是正、年金の受給額の予測、適切な消費税率への意見、政治への関心、原子力政策への意見、震災に対する政府対応への評価、震災復興のための増税への賛否、TPPへの参加への賛否、など |
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健康・医療関係:健康状態、喫煙、禁煙努力、飲酒、心理的トラウマの経験、健康状態に対する満足感、高齢者問題(生活保障、医療・介護)や子どもの教育や保育・育児における責任の所在、メンタルヘルス、hopelessness、など |
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法律関係:死刑制度への賛否、カジノ合法化についての意見、など |
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居住環境・地域環境:住居形態、地域での居住年数、将来にわたる居住希望、地域に外国人が増えることへの賛否、居住地域への満足感、空き巣やひったくり・強盗の被害経験の有無、自宅周辺の危険な場所の有無、近隣関係、町内会での活動頻度、自然災害に対する地域の対応力、など |
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幸福感・満足感:幸福感、居住地域への満足感、余暇の過ごし方への満足感、家庭生活への満足感、家計への満足感、友人関係への満足感、健康状態への満足感、配偶者との関係への満足感、将来の経済的不安、hopelessness、好きな色、時代の色、など |
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ボランティア活動:過去1年間のボランティア活動(まちづくり、自然や環境の保護、安全な生活、スポーツ・文化・芸術・学術、高齢者、子ども、その他)経験の有無、参加の意思、震災関連寄付・支援活動(寄付、物資提供、被災地物品購入、被災地企業投資、復興国債購入、被災地内外でのボランティア活動)、など |
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東日本大震災関連設問:環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)、節電行動(電気はこまめに消す、消費電力を減らす工夫)、生活水準と電力消費についての意見、環境汚染(大気汚染、水質汚染、土壌汚染)、今後の原子力政策、大規模災害発生の可能性(地震、津波、水害、噴火、土砂、原子力発電所の事故)、大規模災害発生に対する不安、放射性物質による食品汚染への不安、震災の仕事・職場への影響、過去1年間の寄付行動と寄付金額、震災関連寄付・支援活動(寄付、物資提供、被災地物品購入、被災地企業投資、復興国債購入、被災地内外でのボランティア活動)、震災後の会話機会の変化、震災復興のための増税への賛否、東日本大震災への政府対応についての評価、など |
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留置調査票B票
留置調査票B票には、JGSSの基本設問のほか、EASSの「東アジアにおけるネットワークと社会関係資本」(Network Social Capital in East Asia: NSC)モジュールが組み込まれている(15頁168問242変数)。EASSモジュールのうち、「過去1年のボランティア活動・政治活動」については、JGSSのみ「その他のボランティア活動」を加え、独自の変数を追加している。また、「公共問題への関心と政治の機能」のなかの「近隣状況」については、JGSSのみ「自分の問題は、できるだけ他人に頼らずに解決したい」を追加して尋ねている。同様に、「公開株の保有」については、JGSSのみ「債券(国債、外国債、地方債、社債)」、「外貨預金」、「投資信託」、「その他」についても併せて尋ねている。
さらにEASSモジュール以外のJGSS設問として、留置調査票A票と同じく、2011年3月に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故が社会生活に与えた影響を把握するための設問を組み込んでいる。
それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
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生活習慣:飲酒、喫煙、テレビの視聴時間、新聞の購読、読書量、家族一緒の夕食頻度、友人との会食頻度、定期的に行なうスポーツの頻度、炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出しなどの家事に従事する頻度、など |
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情報機器の利用:パソコン(職場・自宅)、携帯電話/PHS、など |
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人間観・信頼観:人間の本性、他人への信頼観、自助志向、など |
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死生観・信仰・宗教活動:信仰している宗教、家の宗教、信仰の程度、など |
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家族・ジェンダー:性別役割分業観、結婚・離婚観、家庭生活に対する満足感、など |
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社会階層:階層帰属意識、世帯収入についての主観的水準、この2~3年に生じた経済状態の変化、家計への満足感、将来の経済的不安、生活水準を向上させる機会への期待、所得格差の是正、15歳の頃の家族の生活水準、中学3年の頃の成績、保有する金融商品(債権、外貨預金、投資信託、公開株など)、など |
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政治や政府に対する意識と評価:支持政党、政権担当能力のある政党、望ましい政権、政治的態度、高齢者問題(生活保障、医療・介護)や子どもの教育や保育・育児における政府の役割、所得格差の是正、適切な消費税率への意見、原子力政策への意見、震災復興のための増税への賛否、など |
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健康・医療関係:健康状態、メンタルヘルス、hopelessness、など |
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居住環境・地域環境:住居形態、地域での居住年数、居住地域への満足感、空き巣やひったくり・強盗の被害経験の有無、自宅周辺の危険な場所の有無、地域に外国人が増えることへの賛否、など |
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幸福感・満足感:幸福感、居住地域への満足感、余暇の過ごし方への満足感、家庭生活への満足感、家計への満足感、友人関係への満足感、健康状態への満足感、配偶者との関係への満足感、将来の経済的不安、hopelessness、好きな色、時代の色、など |
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職場:回答者の主な勤め先の種類が公益的団体、配偶者の主な勤め先の種類が公益的団体、など |
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環境問題:環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)、節電行動(電気はこまめに消す、消費電力を減らす工夫)、生活水準と電力消費についての意見、環境汚染(大気汚染、水質汚染、土壌汚染)、放射性物質による食品汚染への不安、など |
● |
ボランティア活動:参加の意思、震災関連寄付・支援活動(寄付、物資提供、被災地物品購入、被災地企業投資、復興国債購入、被災地内外でのボランティア活動)、など |
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東日本大震災関連設問:環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)、節電行動(電気はこまめに消す、消費電力を減らす工夫)、生活水準と電力消費についての意見、環境汚染(大気汚染、水質汚染、土壌汚染)、今後の原子力政策、大規模災害発生の可能性(地震、津波、水害、噴火、土砂、原子力発電所の事故)、大規模災害発生に対する不安、放射性物質による食品汚染への不安、震災の仕事・職場への影響、過去1年間の寄付行動と寄付金額、震災関連寄付・支援活動(寄付、物資提供、被災地物品購入、被災地企業投資、復興国債購入、被災地内外でのボランティア活動)、震災後の会話機会の変化、震災復興のための増税への賛否、など |
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EASSモジュール「東アジアにおけるネットワークと社会関係資本」(Network Social Capital in East Asia: NSC) |
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ボランタリーな組織参加:政治関係の団体や会、地縁組織(自治会・町内会)ボランティア・NPO、市民の会・消費者生活協同組合(生協)、宗教の団体や会、同窓会、趣味の会やスポーツ・クラブ、労働組み会い、専門職協会・学術団体・業界団体・同業者団体に対する積極的参加 |
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積極的に参加した組織の階層性と同質性:もっとも積極的に参加したボランタリー組織の種類、組織の階層性、組織の同質性 |
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親族と非親族との接触ネットワーク:1日に接する家族や親類の数、1日に接する家族や親類以外の人の数、非親族との意見交換のパターン |
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ネットワーク垂直的多様性:大学教授、弁護士、看護師、コンピュータプログラマー、中学校の教員、人事部長、農業従事者、美容師・理容師、受付係、警察官の知り合いの有無 |
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ネットワークの地理的広がり:海外に住んでいる親類・友人・知り合い、外国人の知り合いの有無 |
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求職ネットワーク:現職を得る際に協力してくれた人の数、協力が役立った程度、など |
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会食ネットワーク:家族や親類との外食頻度、外食時の会話支配や席順、外食で知人ができる頻度、など |
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ソーシャル・サポート・ネットワーク:悩みや心理的な問題、健康上の問題、家事や育児、介護の問題、金銭的な問題、緊急時や災害時、に最初に助けを求めた人の続柄(同居家族、その他の家族、職場の同僚、近所の人、友人、専門職の人、その他、など) |
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近隣ネットワーク:近隣状況(お互いに気にかけている、手助けしてくれる)、近所付き合いの人数(挨拶程度、頼みごとや相談)、など |
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社会的寛容性:社会問題や出来事について意見が異なる相手と話ができる程度(立場や地位がほぼ同じ知り合い、立場や地位が高い知り合い、立場や地位が低い知り合い) |
● |
社会問題についての会合への参加:過去1年間に、3人以上で話し合った頻度(環境問題、教育問題、安全・安心に関する問題、消費者問題) |
● |
ボランティア活動・政治活動への参加:自分の住んでいる地域をよくするための活動、スポーツ・文化・芸術・学術に関係した活動、社会的な支援を必要とする人々を対象とした活動、政治や政策に関連する活動、など |
● |
自然災害に対する地域の対応力:居住地域で自然災害が起こった場合に地域の人が協力できると思う程度 |
● |
政治ネットワーク:最近の主要な選挙で投票や選挙運動を依頼してきた人の続柄(家族・親類、職場の人、近所の人、友人、信仰しているお寺や神社や教会の人、所属している趣味やスポーツの会やボランティア・グループの人、選挙運動員、その他) |
● |
公共問題への関心と政治的有効性感覚:国民と政治の関わり(市民の影響力、理解度)、政治への関心、社会貢献意識、に関する意見への賛否、など |
● |
信頼:人間の本性、一般的信頼観、信頼感(親類、友人、近所の人、職場の人、初対面の人、医者、銀行員、企業経営者・役員、報道関係者、非政府組織や非営利団体のリーダー、教員、地方公務員、国家公務員、警察官、自衛隊員、裁判官)、など |
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社会関係資本と関連する他の項目:居住年数、人生に対する効力感、公開株の所有、など |
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JGSS-2010
面接票
JGSS-2010の面接調査票は、対象者の属性に関する設問が中心である(15頁、84問、184変数)。JGSS-2008の面接調査票から「勤務先と海外との取引の有無」と「15歳時点での対象者に対する父親と母親の接し方」を除いただけで、それ以外の部分では、JGSS-2008とJGSS-2010の面接調査票は設問の内容・順番ともに同じものとなっている。
面接調査票には、以下のような項目がある。
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対象者の属性:対象者の学歴、専門学校・専修学校への通学経験、現在の収入源、年収(主な仕事、全体)、世帯収入、婚姻上の地位、世帯構成、兄弟姉妹の数、15歳の頃の居住地、自分の位置する階層、など |
● |
現職:就労形態、役職、職種、事業所形態、企業規模、就労時間/週、通常労働時間数/週、副業就労時間/週、就労日数/週、通勤時間、就労年数、現在の仕事への満足感、就業継続意向、失業・再雇用の可能性、労働組合加入の有無、現在仕事を探しているかどうか、など |
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初職:就労時期、就労形態、役職、職種、企業規模 |
● |
現在就労していない対象者:不就労の理由、過去の就労経験、離職年齢、など |
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家族:同居世帯員(人数、続柄、性別、年齢)、一時的な別居家族(人数、続柄、別居理由)、世帯主、など |
● |
配偶者:年齢、同別居、現在の就労形態、役職、職種、企業規模、就労時間/週、通常労働時間数/週、副業就労時間/週、就労日数/週、学歴、専門学校・専修学校への通学経験、年収(主な仕事、全体)、両親の婚姻状況/就労の有無、兄弟姉妹の数 |
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子ども:人数、性別、年齢、同別居、婚姻状況、就労状況 |
● |
両親:年齢、同別居、学歴、婚姻状態、就労の有無、対象者が15歳の頃の職業 |
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調査員に対して:対象者の調査への協力度、質問への理解度、対象者の住んでいる地域の特徴、調査の実施に際して気づいた点 |
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留置調査票A票
留置調査票A票は、調査対象者の意識や行動に関する設問が中心であり、JGSSの基本形を踏襲している(14頁、150問、193変数)。継続設問に加えて、JGSS-2010で新たに組み込んだ設問は、「回答者・同居家族の耽溺行動」、「英語の必要性」、「英語教育の開始学年への意見」、「中学校以前の英語教育経験」、「裁判員制度」、「政策への意見:子ども手当・高校無償化・高速道路無料化・二酸化炭素排出量削減・最低賃金の引き上げ・同一労働同一賃金・配偶者控除の廃止」、「適切な消費税率への意見」、「マニフェスト順守への意見」、「夫婦別姓のもとでの子どもの名字への意見」、「町内会加入の有無」、「町内会での活動頻度」、「ボランティア活動」である。「耽溺行動」については、EASS 2010の「Health」モジュールにも採用され、留置A票とともにB票にも組み込んでいる。
新規設問に関連して、JGSS-2006から「英会話のレベル」、「英語読解力のレベル」、「英語の使用」、「政府の支出」、「夫婦別姓意識」を、またJGSS-2001からも、「最近の判決について」、「ドナーカードの所持」、「自分の墓について」、「共同墓または散骨希望の理由」を復活させた。
それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
● |
生活習慣:飲酒、喫煙、テレビの視聴時間、新聞の購読、読書量、家族一緒の夕食頻度、友人との会食頻度、定期的に行なうスポーツの頻度、炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出しなどの家事に従事する頻度、など |
● |
団体への所属:政治団体、業界団体、ボランティアグループ、市民団体、宗教団体、スポーツ・クラブ、趣味の会、消費者組合などへの所属の有無、など |
● |
余暇活動:スポーツ、友人との会食、読書、テレビの視聴時間、余暇の過ごし方に対する満足感、定期的に行なうスポーツの頻度、1泊以上の旅行頻度、など |
● |
情報機器の利用:パソコン(職場・自宅)、携帯電話/PHS、インターネットによる情報検索、ショッピング、バンキング、HPの作成(ブログを含む)、電子メール(パソコン・携帯)の送信頻度、携帯電話での通話頻度、など |
● |
環境問題:環境保護のためのボイコット・バイコット行動、環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)、政府による環境問題への支出、など |
● |
人間観・信頼観:人間の本性、他人への信頼観、学者・地方議員・国会議員などの職業集団に対する信頼観、新聞・テレビなどのマスメディアに対する信頼観、学校・病院・中央官庁・裁判所・警察・自衛隊・大企業・金融機関・労働組合・宗教団体などの機関や団体に対する信頼観、など |
● |
死生観・信仰・宗教活動・墓についての意識:信仰している宗教、家の宗教、宗教の団体や会への所属の有無、信仰の程度、宗教団体への信頼観、安楽死法への賛否、自分の墓について、共同墓または散骨希望の理由、など |
● |
家族・ジェンダー:性別役割分業観、結婚・離婚観、三世代同居観、家庭生活に対する満足感、理想の子ども数、希望する子どもの性別、家族一緒の夕食の頻度、家事頻度、夫婦別姓意識、夫婦別姓のもとでの子どもの名字への意見、など |
● |
社会階層:階層帰属意識、世帯収入についての主観的水準、この2~3年に生じた経済状態の変化、家計への満足感、将来の経済的不安、生活水準を向上させる機会への期待、対象者が15歳の頃の家族の生活水準、中学3年の頃の成績、など |
● |
政治や政府に対する意識と評価:支持政党、政権担当能力のある政党、政治的態度、高齢者問題(生活保障、医療・介護)や子どもの教育や保育・育児における政府の役割、所得税の負担感、所得格差の是正、年金の受給額の予測、福祉と税負担、国民と政治のかかわり(市民の影響力、理解度、投票、国会議員)、政策への意見(子ども手当、高校無償化、高速道路無料化、二酸化炭素排出量削減、最低賃金の引き上げ、同一労働同一賃金、配偶者控除の廃止)、政府の支出(環境問題、犯罪取締、教育、安全保障、海外援助、土木事業、社会保障、雇用対策)、適切な消費税率への意見、マニフェスト順守への意見、など |
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健康・医療関係:健康状態、喫煙、禁煙努力、飲酒、心理的トラウマの経験、健康状態に対する満足感、高齢者の医療・介護の責任の所在、回答者の耽溺行動(飲酒、喫煙、ギャンブル、ゲーム)、同居家族の耽溺行動(飲酒、喫煙、ギャンブル、ゲーム)、ドナーカードの所持、ドナーカードへの署名、臓器を提供する意思、臓器の提供を受ける意思、など |
● |
法律関係:安楽死法への賛否、死刑制度への賛否、最近の判決について、裁判員制度について、夫婦別姓のもとでの子どもの名字への意見、など |
● |
居住環境・地域環境:住居形態、地域での居住年数、将来にわたる居住希望、地域に外国人が増えることへの賛否、居住地域への満足感、空き巣やひったくり・強盗の被害経験の有無、自宅周辺の危険な場所の有無、町内会加入の有無、町内会での活動頻度、など |
● |
幸福感・満足感:幸福感、居住地域への満足感、余暇の過ごし方への満足感、家庭生活への満足感、家計への満足感、友人関係への満足感、健康状態への満足感、配偶者との関係への満足感、将来の経済的不安、など |
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留置調査票B票
留置調査票B票には、JGSSの基本設問のほか、EASSの「東アジアにおける健康と社会」モジュールが組み込まれている(14頁、155問、224変数)。EASSモジュールの一部(Q34からQ40)には、2009年に認定NPO法人健康医療評価研究機構が開発した「SF健康調査票SF-12v2™」をライセンス契約のうえ使用している。使用したのは「主観的健康状態」、「健康上の理由による日常活動の困難」、「身体的健康の問題」、「精神的健康の問題」、「痛みによる仕事の困難」、「過去1カ月の精神的健康状態」、「健康問題による人つきあいの困難」設問であり、健康関連QOL(Health-related Quality of Life)指標として利用している。
EASSモジュールのうち、「心配事を聞いてくれた人」、「経済的な面で助けてくれた人」、「その他の手助けをしてくれた人」については、JGSS独自の設問形式をとっている。また、「環境被害」の中の「日照被害」は、JGSSのみが追加した設問である。
EASSモジュールに関連する設問としては、「体型が気になる程度・理由」、「体型管理」、「日常生活での精神状態(時間的・心のゆとり、孤独感)」、「心身のリラクゼーション行動の頻度」、「生活の享受」、「同居家族のインフルエンザ感染の有無」を新たに加えている。また、耽溺行動の設問と関連して、継続設問である余暇活動に関して、「ナンバーズ・ミニロト・ロト6」、「サッカーくじ(toto)」、「公営ギャンブル」の項目をJGSS-2001から復活させ、「ドライブ」、「カラオケ」、「映画鑑賞」、「音楽鑑賞」、「園芸・庭いじり」、「将棋・囲碁」は今回は削除した。また、健康の設問と関連して、「アレルギー関連の症状の有無」をJGSS-2006から復活させた。
さらにEASSモジュール以外のJGSS設問として、「国内・海外旅行頻度」、「国内・海外旅行頻度に関する希望」、「旅行で重視すること」、「職場の連帯感」を新たに組み込んでいる。
それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
● |
生活習慣:テレビの視聴時間、新聞の購読、読書量、家族一緒の夕食頻度、友人との会食頻度、定期的に行なうスポーツの頻度、炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出しなどの家事に従事する頻度、など |
● |
団体への所属:政治団体、業界団体、ボランティアグループ、市民団体、宗教団体、スポーツ・クラブ、趣味の会、消費者組合などへの所属の有無、など |
● |
余暇活動:テレビゲーム、ナンバーズ・ミニロト・ロト6、宝くじ、サッカーくじ(toto)、公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇など)、パチンコ・パチスロ、定期的に行なうスポーツの頻度、友人との会食、読書、テレビの視聴時間、余暇の過ごし方に対する満足感、国内・海外旅行頻度、国内・海外旅行頻度に関する希望、旅行で重視すること、心身のリラクゼーション行動(温泉・銭湯・サウナに行く、マッサージ・リフレクソロジーなどを受ける、自然の中で過ごす、ペットと過ごす、体操をする、音楽を聴く・歌を歌う)、など |
● |
情報機器の利用:電子メール(パソコン・携帯)の送信頻度、携帯電話での通話頻度、など |
● |
死生観・信仰・宗教活動:信仰している宗教、家の宗教、信仰の程度、など |
● |
家族・ジェンダー:性別役割分業観、結婚・離婚観、家庭生活に対する満足感、など |
● |
社会階層:階層帰属意識、世帯収入についての主観的水準、この2~3年に生じた経済状態の変化、家計への満足感、将来の経済的不安、生活水準を向上させる機会への期待、所得格差の是正、15歳の頃の家族の生活水準、など |
● |
政治や政府に対する意識と評価:支持政党、政治的態度、高齢者問題(生活保障、医療・介護)や子どもの教育や保育・育児における政府の役割、など |
● |
医療関係:健康状態、心理的トラウマの経験、健康状態に対する満足感、アレルギー関連の症状の有無(アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそく、食物アレルギー)、皮膚のかゆみ、体型が気になる程度、体型が気になる理由(周りの人の目、自分自身の気持ち、健康の問題、服の問題、その他)、インフルエンザ感染の有無、同居家族のインフルエンザ感染の有無、など |
● |
居住環境・地域環境:住居形態、地域での居住年数、居住地域への満足感、自宅周辺の危険な場所の有無、など |
● |
幸福感・満足感:幸福感、居住地域への満足感、余暇の過ごし方への満足感、家庭生活への満足感、家計への満足感、友人関係への満足感、健康状態への満足感、配偶者との関係への満足感、将来の経済的不安、時間的なゆとり感、心のゆとり感、孤独感、生活を楽しんでいる、など |
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職場:職場の連帯感、回答者の主な勤め先の種類が公益的団体、配偶者の主な勤め先の種類が公益的団体、など |
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EASSモジュール「東アジアにおける健康と社会」 |
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SF-12v2™:主観的健康状態、日常生活の困難(適度の活動、階段をのぼる)、身体的健康の問題(ふだんの活動ができない、内容によりふだんの活動ができない)、精神的健康の問題(ふだんの活動ができない、ふだんの活動に集中できない)、痛みによる仕事の困難、精神的健康(おちついた気分、活力にあふれる、おちこんだ気分)、健康問題による人づきあいの困難 |
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(SF-12v2™ Health Survey, Japanese version (Standard) Copyright ©2009 by QualityMetric Incorporated and Shunichi Fukuhara. All rights reserved. SF-12v2™はQualityMetricの登録商標です。) |
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健康状態:主観的健康状態(SF-12v2™)、慢性的な病気の有無、慢性的な病気の種類(高血圧、糖尿病、心血管疾患、呼吸器疾患、脂質異常症、脳血管疾患、腰痛・関節痛、など) |
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体型:身長、体重、現在の体重に対する意識 |
● |
生活習慣:飲酒頻度、喫煙頻度・喫煙本数、運動頻度 |
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耽溺行動(回答者・同居家族):飲酒、喫煙、ギャンブル、ゲーム |
● |
医療の受診経験・医療保険:健康診断の受診経験、医師の診断を受けた頻度、医療不安(必要な時に受けられない、医療費を払えない)、医師の診断を控えた経験、医師の診断を控えた理由(待ち時間が長い、費用がかかる、病院が近くにない、どの病院に行ったらよいかわからない、交通手段がない、病院に行くのが好きではない、忙しくて時間がない、病院に行くほどの病気・ケガではないと判断した、保険が使えない、その他)、東洋医療の経験(鍼・灸、漢方薬、指圧、マッサージ)、加入している医療保険の種類 |
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インフルエンザ:インフルエンザ予防接種の経験、新型インフルエンザの大流行への不安 |
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ソーシャルサポート:心配事を聞いてくれた人・経済的な面で助けてくれた人・その他の手助けをしてくれた人の有無と続き柄(同居家族、その他の家族、職場の同僚、近所の人、友人、専門職の人、その他) |
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近隣環境:運動に適している、新鮮な果実や野菜が手にはいる、公共施設が整っている、安心して生活ができる、互いに気にかけている、手助けしてくれる |
● |
環境被害:大気汚染、水質汚染、騒音被害 |
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介護:介護を必要とする家族の有無、家族の主な介護者が回答者であるかどうか |
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希望の有無:将来の希望が持てない、目標は達成できない |
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信頼感:他人への信頼感 |
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年をとることへの不安:自分で自分のことができなくなる不安、自分のことを他の人に決めてもらわなくてはならなくなる不安、経済的に依存しなくてはならなくなる不安 |
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EASSモジュールに関連して、JGSSが独自に組み込んだ設問:環境被害(日照被害)、体型が気になる程度・理由、体型管理、日常生活での精神状態(時間的・心のゆとり、孤独感)、リラグゼーション行動の頻度、生活の楽しみ、回答者・同居家族のインフルエンザ感染の有無、余暇活動(テレビゲーム、ナンバーズ・ミニロト・ロト6、宝くじ、サッカーくじ(toto)、公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇など)、パチンコ・パチスロ)、アレルギー関連の症状の有無 |
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JGSS-2008
面接票
JGSS-2008の面接調査票は、対象者の属性に関する設問が中心である(15頁、86問、197変数)。対象者の学歴、収入、就労状況、過去の就労経験、婚姻上の地位、世帯構成、世帯収入、兄弟姉妹の数、子どもの数、子どもの性別や年齢、15歳の頃の居住地などの設問がある。
就労に関しては、初職に就いた時期、初職就労状況、現在の就労形態、仕事の内容、通勤時間、現在の仕事への満足感、就業継続意向、失業・再雇用の可能性、労働組合加入の有無などについて尋ねている。現在就労していない対象者には、過去の就労経験や離職年齢について尋ねている。また、現在就労していない人も含めて全員に、現在、仕事を探しているかどうかを尋ねている。
配偶者のいる対象者には、配偶者の就労状況・兄弟姉妹の数・学歴・収入について尋ねている。
対象者の両親に関しては、学歴や対象者が15歳の頃の職業を尋ねている。
なお、EASSに関連して、JGSS-2006から面接調査票に加えた、回答者と配偶者の主な仕事以外からの収入を含む年収(非就労者も含む)、同居家族員・子ども・父母(配偶者の父母含む)の婚姻状態や就労有無は、JGSS-2008においても引き続き尋ねている。
JGSS-2008では、対象者と配偶者の学歴に関して「専門学校・専修学校」への通学経験を尋ねている。また、公募設問として「勤務先と海外との取引の有無」と「15歳時点での対象者に対する父親と母親の接し方」を新たに加えている。
面接票では、対象者への質問以外に、調査員に対して、対象者の調査への協力度、質問への理解度、対象者の住んでいる地域の特徴、調査の実施に際して気づいた点についての記入を求めている。
留置調査票A票
留置調査票A票は、調査対象者の意識や行動に関する設問が中心であり、JGSSの基本形を踏襲している(14頁、152問、202変数)。継続設問に加えて、JGSS-2008で新たに組み込んだ設問は、「知事の任期と支持率」、「経済的不安感」、「子どものしつけに関する意識」、「父親・母親の存在感の変化」、「子どもの道徳意識の変化」、「受診頻度」、「通院阻害要因」、「健康診断」、「医療不安」、「地域の救急医療体制」である。医療に関する設問は、JGSS-2010に組み込みが予定されているEASS 2010の「健康と社会」モジュールから設問の一部を試験的に加えたものである。「環境問題」に関しては、JGSS-2002の設問の一部を復活し、「地球環境と経済成長・利便性」、「環境保護に資するエネルギー利用」、「環境保護のためのボイコット・バイコット行動」、「国産食品の購入」の設問を新たに加えている。「暴行被害経験」については、JGSS-2000/2001の設問を基に、暴言被害についても尋ね、「体罰意識」の設問も復活した。さらに、JGSS-2000/2001で尋ねた「少年法の改正」、「死刑制度への賛否」、「政府の役割の範囲」の設問、JGSS-2003で尋ねた「福祉と税負担」の設問を復活した。
それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
● |
生活習慣:喫煙、飲酒、テレビの視聴時間、新聞の購読、読書量、家族一緒の夕食頻度、友人との会食頻度、炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出しなどの家事に従事する頻度など。 |
● |
団体への所属:政治団体、業界団体、ボランティアグループ、市民団体、宗教団体、スポーツ・クラブ、趣味の会、消費者組合などへの所属の有無など。 |
● |
余暇活動:ドライブ、カラオケ、映画鑑賞、音楽鑑賞、テレビゲーム、園芸・庭いじり、将棋・囲碁、宝くじ、パチンコ・パチスロ、スポーツ、友人との会食、旅行、読書、テレビの視聴時間、余暇の過ごし方に対する満足感など。 |
● |
情報機器の利用:パソコン(職場・自宅)、携帯電話/PHS、インターネットによる情報検索、ショッピング、バンキング、HPの作成、電子メール(パソコン・携帯)の送信頻度、携帯電話での通話頻度など。 |
● |
環境問題:環境に考慮した消費行動(節電、故障の修理、リサイクル商品、無農薬・有機栽培、買物袋持参、公共交通機関)、地球環境と経済成長・利便性、国産食品の購入、環境保護のためのボイコット・バイコット行動、環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)など。 |
● |
人間観・信頼観:人間の本性、他人への信頼観、学者、地方議員、国会議員などの職業集団に対する信頼観、新聞、テレビなどのマスメディアに対する信頼観、学校、病院、中央官庁、裁判所、警察、自衛隊、大企業、金融機関、労働組合、宗教団体などの機関や団体に対する信頼観など。 |
● |
死生観・信仰・宗教活動:信仰している宗教、家の宗教、宗教の団体や会への所属の有無、信仰の程度、宗教団体への信頼観、安楽死法への賛否など。 |
● |
家族・ジェンダー:性別役割分業観、結婚・離婚観、三世代同居観、家庭生活に対する満足感、理想の子ども数、希望する子どもの性別、子どものしつけ・体罰に関する意識、父親・母親の存在感の変化、子どもの道徳意識の変化、家族一緒の夕食の頻度、家事頻度など。 |
● |
社会階層:階層帰属意識、世帯収入についての主観的水準、この2~3年に生じた経済状態の変化、家計への満足感、経済的不安、生活水準を向上させる機会への期待、対象者が15歳の頃の家族の生活水準、中学3年の頃の成績など。 |
● |
政治や政府に対する意識と評価:支持政党、政権担当能力のある政党、政治的態度、高齢者問題(生活保障、医療・介護)や子どもの教育や保育・育児における政府の役割、政府の役割の範囲、所得税の負担感、所得格差の是正、年金の受給額の予測、福祉と税負担、国民と政治のかかわり(市民の影響力、理解度、投票、国会議員)、知事の任期、知事への支持など。 |
● |
健康・医療関係:健康状態、喫煙、禁煙努力、飲酒、心理的トラウマの経験、健康状態に対する満足感、高齢者の医療・介護の責任の所在、受診行動、通院阻害要因、健康診断、医療不安、暴行・暴言被害経験、地域の救急医療体制など。 |
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法律関係:安楽死法への賛否、死刑制度への賛否、少年法の改正など。 |
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居住環境・地域環境:住居形態、地域での居住年数、将来にわたる居住希望、地域に外国人が増えることへの賛否、居住地域への満足感、地域の救急医療体制、空き巣やひったくり・強盗の被害経験の有無など。 |
● |
幸福感・満足感:幸福感、居住地域への満足感、余暇の過ごし方への満足感、家庭生活への満足感、家計への満足感、友人関係への満足感、健康状態への満足感、配偶者との関係への満足感。 |
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留置調査票B票
留置調査票B票は、JGSSの基本設問の一部と、EASSの「東アジアの文化とグローバリゼーション」モジュールが組み込まれている(14頁、163問、198変数)。EASSモジュールに関連して、一部、JGSS独自の設問も組み込んでいる。「環境保護に資するエネルギー利用」は、その普及を広くとらえるために、A票だけでなく、B票にも組み込んだ。
復活設問は、「婚外交渉」、「同性間の性的関係」、「ポルノの規制」、「ポルノと社会道徳」(以上、JGSS-2000/2001)、「カジノの合法化」(JGSS-2002/2003)である。
それぞれの分野に関連して以下のような項目がある。
● |
生活習慣:テレビの視聴時間、新聞の購読、読書量、家族一緒の夕食頻度、友人との会食頻度、炊事・洗濯・買い物・掃除・ゴミ出しなどの家事に従事する頻度など。 |
● |
団体への所属:政治団体、業界団体、ボランティアグループ、市民団体、宗教団体、スポーツ・クラブ、趣味の会、消費者組合などへの所属の有無など。 |
● |
余暇活動:ドライブ、カラオケ、映画鑑賞、音楽鑑賞、テレビゲーム、園芸・庭いじり、将棋・囲碁、宝くじ、パチンコ・パチスロ、スポーツ、友人との会食、旅行、読書、テレビの視聴時間、余暇の過ごし方に対する満足感など。 |
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情報機器の利用:パソコン(職場・自宅)、携帯電話/PHS、インターネットによる情報検索、ショッピング、バンキング、HPの作成、電子メール(パソコン・携帯)の送信頻度、携帯電話での通話頻度など。 |
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環境問題:国産食品の購入、環境保護に資するエネルギー利用(太陽光発電、深夜電力、エコウィル/エコキュート、低公害車)など。 |
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人間観・信頼観:人間の本性、他人への信頼観など。 |
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死生観・信仰・宗教活動:信仰している宗教、家の宗教、信仰の程度、安楽死の賛否など。 |
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社会階層:階層帰属意識、世帯収入についての主観的水準、家計への満足感、生活水準を向上させる機会への期待、所得格差の是正、15歳の頃の家族の生活水準、中学3年の頃の成績など。 |
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政治や政府に対する意識と評価:支持政党、政治的態度など。 |
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医療関係:健康状態、心理的トラウマの経験、健康状態に対する満足感など。 |
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居住環境・地域環境:住居形態、地域での居住年数、居住地域への満足感、地域での外国人との接触、地域に外国人が増えることへの賛否、空き巣やひったくり・強盗の被害経験の有無など。 |
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幸福感・満足感:幸福感、居住地域への満足感、余暇の過ごし方への満足感、家庭生活への満足感、家計への満足感、友人関係への満足感、健康状態への満足感、配偶者との関係への満足感など。 |
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EASSモジュール「東アジアの文化とグローバリゼーション
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文化接触:日本アニメ、中国映画、韓国ドラマ |
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儀礼:姓名判断、縁起の良い日 |
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友人に求める資質:正直、責任感、頭脳明晰、教養、権力、裕福、忠実、思いやり |
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価値観:性別役割分業観、父親の権威、集団志向(多数派への同調、協調性重視)、内集団志向(縁故採用、同郷意識)、権力格差(上司への服従、有能なリーダー任せ)、不確実性の回避、リスク・テイキング |
● |
ローカリズムとナショナリズム:居住地域への愛着、自国への愛着、東アジアへの愛着 |
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好きな音楽:クラシック、ロック、ジャズ・ブルース、ポピュラー音楽、伝統音楽など―演歌 |
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外国での性風俗関係の娯楽の経験:享受した人が周りにどのくらいいるか、経験した地域 |
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国際問題への関心:話題にする頻度、海外ニュースを得るメディアの種類 |
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訪問したことがある/知り合いのいる国・地域:中国、韓国、台湾、東南アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、その他 |
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社会的距離感(同じ職場で働くことに抵抗がある/近所に住むことに抵抗がある/親類になることに抵抗がある):中国、韓国、台湾、東南アジア、ヨーロッパ、北アメリカ |
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外国人労働者の増加・外国人花嫁の増加に対する賛否 |
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グローバリゼーションとナショナリズム:外国製品の輸入制限、国益の追求、文化接触による固有の文化の損傷 |
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グローバリゼーションのもたらす功罪:自国の経済にとって、自国の雇用機会にとって、自国の環境にとって |
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英語能力:短い記事の読解、会話、手紙の作成 |
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外国での教育・研修経験:学位の取得、5日間以上の教育・研修経験 |
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外国企業とのかかわり:外資系企業勤務 |
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社会的ネットワーク:新年の挨拶を交わす家族・親類の数、新年の挨拶を交わす人数(家族・親類以外)、日常的に接する家族・親族の数、日常的に接する人数(家族・親類以外)、挨拶を交わしたり・日常的に接する人の職業 |
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EASSモジュールに関連して、JGSSが独自に組み込んだ設問:日本製電器製品の購入、グローバリゼーションのもたらす功罪(日本の消費者にとって、対象者の消費活動にとって、対象者の雇用機会と安定にとって)。 |
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