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第2回予備調査の調査概要

調査のねらい

1. 第1回予備調査では首都圏と大阪府の2地域を選定したが、第2回予備調査では、全国を6つの地域ブロックに分け、計81地点を抽出して、全国調査を実施する。
2. 第1回予備調査とは異なり、第2回予備調査では、性、年齢ならびに地域の特性(住宅、商業、農業地域など)によるサンプルの割当は行わない。すなわち、各地点において、満18歳以上の男女を等間隔で抽出し、全国で1,200人を調査対象とする。
3. 第2回予備調査では新たに、調査対象者に謝礼を渡すタイミングが、調査への協力に与える影響について検討する。そのために対象者への謝礼を先渡しする地点と、後渡しする地点とに分けて実施する。
4.
質問項目は基本的には第1回予備調査と同じであるが、一部項目の差し替えを行う。
5. 第1回予備調査と同様に、面接法と留置法を併用する。第1回予備調査とは異なり、面接調査と留置調査の実施順序は、調査員の状況判断に任せる。
6. 留置調査票は、第1回予備調査と同様に、選択肢やスケール、回答の方法などが一部異なるA票とB票の2種類を使用する。A票には、GSSと互換性のある選択肢やスケールを多く用い、B票には、日本の世論調査で使用されることの多い選択肢やスケールを多く用いる。

 

サンプリング

調査地域 全国
調査対象 1999年10月時点で満18歳以上の男女個人(1981年9月30日までに生まれた男女)
標本数 正規対象1,200人
抽出方法 層化2段無作為抽出法
(全国を6ブロックに分け、市郡規模によって層化し、人口比例により81地点を抽出。
各地点において等間隔抽出法により,正規対象約15名、予備対象3名を抽出。)

謝礼の先渡しと後渡し
81地点のうちの約半数にあたる40地点では、調査に先立って謝礼を渡し、残りの41地点では、面接・留置票の回収時に渡した。謝礼の先渡し地点と後渡し地点は、調査地点の一覧表の上から順に、後渡し、先渡し、後渡し、先渡し...の順に割り振った。

2種類の留置調査票の使い分け
各対象者に対して、面接調査と留置調査の両方を行うが、留置調査票は、A票またはB票のどちらかを用いる。A票とB票を対象者全体の約半数ずつにランダムに割り振った。

留置調査と面接調査の実施順序
留置調査と面接調査の実施順序は、対象者の都合や希望を考慮し、調査員の状況判断に任せた。調査員には、調査の実施順序を記録させた。

予備対象の使用
予備対象は、正規対象が「死亡」「転居」「住所不明」の時のみに使用。

回収率

アタック数 1,277ケース(正規対象1,200予備対象77:うち転居43、住所不明15、死亡4)
有効回収数 790ケース
回収率 65.0%(転居、住所不明、死亡を除く)
謝礼の先渡し地点での回収率 72.2%
謝礼の後渡し地点での回収率 60.6%

面接調査と留置調査の実施順序

単位:ケース数(%)
面接→留置 留置→面接 無回答
587(74.3) 152(19.2) 51(6.5)

留置調査票の種類別分布

単位:ケース数(%)
留置A票 410(51.9)
留置B票 380(48.1)

回答者の性別・年齢別分布

留置調査票がA票
単位:ケース数(%)
  10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代以上
男性 3
(1.6)
21
(10.9)
27
(14.0)
42
(21.8)
34
(17.6)
39
(20.2)
24
(12.4)
3
(1.6)
193
(100.0)
女性 3
(1.4)
23
(10.6)
27
(12.4)
44
(20.3)
49
(22.6)
37
(17.1)
26
(12.0)
8
(3.7)
217
(100.0)
6
(1.5)
44
(10.7)
54
(13.2)
86
(21.0)
83
(20.2)
76
(18.5)
50
(12.2)
11
(2.7)
410
(100.0)

留置調査票がB票
単位:ケース数(%)
  10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代以上
男性 6
(3.5)
17
(9.9)
16
(9.3)
29
(16.9)
37
(21.5)
40
(23.3)
24
(14.0)
3
(1.7)
172
(100.0)
女性 2
(1.0)
28
(13.5)
35
(16.8)
46
(22.1)
48
(23.1)
31
(14.9)
12
(5.8)
6
(2.9)
208
(100.0)
8
(2.1)
45
(11.8)
51
(13.4)
75
(19.7)
85
(22.4)
71
(18.7)
36
(9.5)
9
(2.4)
380
(100.0)
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